TIPA for ITIL®:ISO/IEC 15504ベースのITプロセス成熟度測定

TIPA for ITIL®は、ISO/IEC 15504という国際基準のプロセスアセスメントを基に開発されました。TIPA for ITIL®は、ITIL®V3に準拠した成熟度評価フレームワークであるためITIL®を導入している企業が取り入れやすくなっています。本稿では、TIPA®アセスメントのサイクルやアセスメント結果の例を図を用いながら紹介します。
TIPA for ITIL®を初めて知る方は概要をこちらから確認できます。

TIPA for ITIL®の利点:継続的なサービス改善サイクル

TIPA for ITIL®の利点のひとつに継続的なアセスメント、およびサービス改善があります。一度きりのアセスメントやコンサルティングと異なり、改善活動を実施した後に、改めてその効果やさらなる課題について理解を深め、次回以降のアセスメントや継続的サービス改善に備えることができます。

図1:継続的なアセスメントとサービス改善


TIPA®のアセスメント手法
TIPA®のアセスメント手法には6つの段階があり、各段階でアウトプットがあり、達成のためのタスクとフローが定義されています。また各タスクに役割と責任が割り当てられています。以下の図2は、その6段階とアウトプットの概要です。

図2:6つの段階とアウトプット


TIPA®ツール:タスクの実施を補助するためのツール
ISO/IEC 15504の基準で要求されているプロセスアセスメントモデル(PAM)やプロセス参照モデル(PRM)などを含むTIPA®ツールは、TIPA for ITIL®のアセスメントには必要不可欠です。研修の中で実際の使用方法を学習し、TIPA for ITIL®の2つの認定資格を取得後、段階的に配布され使用することができます。

プロセス成熟度レベル:アセスメント結果を表すレベル
TIPA for ITIL®では、下記の図3のようにアセスメントの結果の1つとして、プロセスの成熟度レベルを判定します。そして以下の図4の「プロセス・プロフィール」にて、測定されたプロセスの成熟度レベルを確認することができます。

図3:プロセス成熟度レベル


プロセス・プロフィール:アセスメント結果の詳細
各プロセスの測定結果は、その達成度合いを3段階に分けることで、組織内に導入したプロセスの現状を把握することができます。図4は、横軸にプロセス成熟度レベルが表されており、縦軸にはアセスメントを実施したプロセスが表されています。TIPA for ITIL®では、プロセスが3段階で評価され色分けされており、組織内の各プロセスが現在どの程度の成熟度であるかが一目でわかるようになっています。

図4:プロセス・プロフィール


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岡本 宗之
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